令和4年度版
ひとひらの氷が重なり合う、
奈良のかき氷パレード!
「令和4年度版 奈良かき氷ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。 2015年の初めての発行から8年目を迎える2022年、過去最大となる60軒のお店から自慢のかき氷が大集合。
どのお店も、オリジナリティや創意工夫にあふれ、目にも舌にも嬉しい&楽しいかき氷が続々と生まれる様子は、まるでかき氷のパレード。奈良のかき氷と共に、ひんやり美味しいひとときをお楽しみください。
「令和4年度版 奈良かき氷ガイド」は、氷室神社および掲載店舗で配布中!(なくなり次第終了)
「奈良かき氷ガイド」へのお問合せ → kakigori.guide@gmail.com
令和5年度版「奈良かき氷ガイド」への掲載申し込みは締め切りました。たくさんのお申込み、ありがとうございました。
発行は令和5年4月中旬の予定です。
各店舗をタップすると該当ページのPDFファイルを閲覧できます。
古来、真冬につくった氷を夏まで貯蔵しておく室(むろ)のことを「氷室(ひむろ)」と呼びました。
氷室は、冷暗な山陰に穴を掘り、茅などでその上をしっかり覆って温度をできるだけ低く保つことで、季節を越えて氷を長期間保存できるように工夫されていました。貯蔵した氷は、冬が終わり、暖かい春から暑い夏にかけて、天皇をはじめとする皇族や高位の人々が涼を取るのに使われました。
氷室の守り神として氷室の周辺に社を立て、神様を祀ったのがはじまりとされるふたつの「氷室神社」が奈良には鎮座します。奈良で美味しいかき氷と出会えたことの感謝を伝えに、氷の神様にごあいさつに行ってみませんか?
710年元明天皇の勅命により、現在の奈良公園内を流れる吉城川沿いにあった氷池で作った氷を、そばに作った氷室に保存していました。その守り神として祀られたのが氷室神社の起源です。
毎年5月1日の「献氷祭」では、神前に鯛と鯉の大型氷柱の奉献や、神社伝来の舞楽の奉納などが執り行われます。毎月1日には氷献灯が行われ、日没後の夕闇に、氷をくり抜いた灯籠に灯されたろうそくの光が、境内を幻想的に照らします。おみくじを氷につけると文字が浮かび上がる「氷みくじ」も人気。
奈良市春日野町1-4
奈良の中心地から山間部を抜けて車で40分ほど、天理市福住にある都祁氷室神社の起源となる氷室の歴史は、1400年前まで遡ります。日本書紀によると、仁徳天皇の時代(3世紀ごろ)に額田大中彦皇子がこの地に狩猟に訪れた際に氷室を発見し、以後、都祁の氷室から都へ氷を献上したことから、この地に氷室の神を祀ったのが都祁氷室神社のはじまりとされています。
森に囲まれ、夏でもひんやりしそうな静謐な空気には、まさに「氷の神様」のいらっしゃる場所を感じます。
天理市福住町1841
「奈良かき氷ガイド」は、2015年に産声を上げた奈良でかき氷を提供するお店を紹介する無料のガイドブックです。以降、毎年発行を続け、2022年で8年目を迎えます。
誕生のきっかけは、2014年。かき氷で奈良を盛り上げたい!という仲間が集い、そして氷室神社さんにもご賛同いただき、初めて開催した「ひむろしらゆき祭」でした。氷の神様をお祀りする氷室神社という神聖な場所で、たくさんの方にかき氷を楽しんでもらうことができました。
「奈良+かき氷」。奈良に生まれた新しいタッグを一年を通して知ってもらいたいと、翌年に生まれたのが「奈良かき氷ガイド」です。
その魅力は何と言っても、ページをめくるたびに新しいかき氷と出会えるバラエティの豊かさ。かき氷専門店はもちろん、レストランのシェフやパティシエ、老舗和菓子店、ホテルや道の駅まで、それぞれのお店の個性やこだわりが詰まった一杯が次々と登場。どんな味なのか、どんなサプライズが隠されているのか、想像は広がるばかり!
「奈良かき氷ガイド」の製作は、奈良でかき氷を提供する店主たちが有志で集い、運営しています(本年から「奈良かき氷ガイド製作委員会」として活動しています)。かき氷が大好きで、かき氷の魅力をもっと広めたいという思いはもちろんのこと、さらに深いところにあるのは、かき氷をきっかけに人々に奈良に足を運んでもらい、奈良での時間をたくさん過ごしてもらえれば、という地域への愛着です。
「奈良かき氷ガイド」をお供に、氷にまつわる文化や歴史が深い奈良でかき氷をお楽しみください。そして、奈良の歴史や文化、味や人との新たな出会いを通じて、奈良のことを好きになっていただければ、これ以上に嬉しいことはありません。
奈良かき氷ガイド製作委員会